すべて・または選択したチャートを一括で開く方法|MT4スクリプト
MT4には、すべてのチャートを一括で開く方法などありますか?
FXの不労所得だけで年収2000万を達成しました。
このお悩みに誠意をもって回答します。
このページでわかること・できること
〇MT4からすべてのチャートを一括で開く方法
〇選択した通貨ペアを一括で開く方法
〇チャートを一括で開くスクリプトのダウンロード
〇スクリプトの使い方とプログラムの詳細
MT4ですべてのチャートを一括で開くスクリプト|OpenAllCharts
MT4で開けるすべてのチャートを一括で開くには、スクリプトの「OpenAllCharts」を使用すれば実現できる。
スクリプトは以下のリンクからダウンロードできる。
スクリプトのインストール方法
ダウンロードしたOpenAllChartsはMT4のスクリプトであるため、Scriptsフォルダへ移動する。
MT4からフォルダへアクセスする手順は以下となる。
MT4からデータフォルダを開き、MQL4フォルダ内にあるScriptsフォルダへスクリプトファイルを移動しよう。
ファイル移動後にMT4を再起動すればスクリプトのインストールが適用され完了。
OpenAllChartsの使い方
インストールしたスクリプトはMT4のナビゲーター>スクリプトから呼び出しができる。
OpenAllChartsは最低でもひとつはチャートが開いていないと実行できない。
チャートがひとつ以上開いている状態で、OpenAllChartsを実行する。
ダブルクリックや、チャートへのドラッグアンドドロップ操作が実行となる。
チャートがひとつも開いていない状態だとOpenAllChartsは実行できません。
OpenAllChartsを実行すると確認画面が表示される。
「はい」で実行され、すべてのチャートが一括操作で開かれる。
「いいえ」を選択すると実行はキャンセルされる。
開かれるチャートは「気配値」に表示されている通貨ペア・銘柄のみとなる。
気配値の表示を操作することでOpenAllChartsの利便性は大きく向上する。
気配値で通貨ペアや銘柄を設定してからOpenAllChartsを使う、という手順が便利ですね
気配値で選択した通貨ペアのチャートを一括で開く
MT4の気配値は開いていないチャートの表示を消すことができる。
気配値画面上で右クリックのメニューを開けば画像のように「すべて非表示」を実行できる。
すべて非表示にしたあと「通貨ペア」を選択し、「通貨ペアリスト」から気配値に表示したい通貨ペアを選択する。
通貨ペアリストから気配値に表示したい通貨ペア・銘柄を選択していく。
選択された通貨ペア・銘柄はアイコンがオレンジ色に変化する。
通貨ペア・銘柄の分類についてはブローカーごとに違う。
通貨ペア・銘柄を選択した状態でOpenAllChartsを実行すると、欲しいチャートだけを一括で開くことができる。
チャート期間の一括変更スクリプトを併用してさらに便利に
開いたチャートの期間(タイムフレーム)を一括で変更できるスクリプトもある。
タイムフレーム一括変更スクリプトは以下を参照
スクリプトのプログラム詳細
void OnStart()
{
if (MessageBox("すべてのチャートを開きますか?", "確認", MB_YESNO | MB_ICONQUESTION) == IDYES)
{
OpneAllCharts();
}
}
//+------------------------------------------------------------------+
//| チャートすべてをオープンする関数 |
//+------------------------------------------------------------------+
void OpneAllCharts()
{
int totalSymbols = SymbolsTotal(true); // MarketWatchで選択されたシンボルの数を取得
for(int i=0; i<totalSymbols; i++)
{
string symbolName = SymbolName(i, true); // MarketWatchで選択されたシンボルを取得
if(ChartOpen(symbolName, Period()) <= 0)
{
Print("Failed to open chart for symbol: ", symbolName);
}
}
}
void OnStart()
- プログラムのエントリーポイントを示す。MetaTrader 4では、
OnStart
関数がプログラムの起点となる。
- プログラムのエントリーポイントを示す。MetaTrader 4では、
if (MessageBox("すべてのチャートを開きますか?", "確認", MB_YESNO | MB_ICONQUESTION) == IDYES)
- メッセージボックスを表示し、ユーザーが「はい」を選択した場合にのみ、
OpneAllCharts
関数を呼び出す。
- メッセージボックスを表示し、ユーザーが「はい」を選択した場合にのみ、
OpneAllCharts();
- 「はい」が選択された場合に
OpneAllCharts
関数を呼び出す。
- 「はい」が選択された場合に
void OpneAllCharts()
OpneAllCharts
関数の宣言。この関数は、すべてのチャートを開くための処理を行う。
int totalSymbols = SymbolsTotal(true);
SymbolsTotal
関数を使いMarketWatchで選択されたシンボルの数を取得。
for(int i=0; i<totalSymbols; i++)
for
ループを開始し、MarketWatchで選択されたシンボルの数だけ繰り返す。
string symbolName = SymbolName(i, true);
SymbolName
関数を使ってMarketWatchで選択されたシンボルを取得。
if(ChartOpen(symbolName, Period()) <= 0)
ChartOpen
関数を使ってチャートを開く。この行では、チャートのオープンに失敗した場合にエラーメッセージを出力する。
Print("Failed to open chart for symbol: ", symbolName);
- チャートのオープンに失敗した場合にエラーメッセージを出力。
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チャートのタイムフレーム(期間•時間枠)を一括で変更するスクリプト
まとめ
この記事では、MT4から複数チャートを一括で開く方法を紹介している。
OpenAllChartsスクリプトを使用することで、気配値で表示されている全てのチャートを一括で開くことができる。
特定の通貨ペアのみを選択して一括で開く方法や、チャート期間を一括で変更するスクリプトについても説明。
具体的な手順やプログラムの詳細を提供し、MT4を使った分析の効率を向上する情報となっている。