海外FX無料EA_BBF使い方ガイド|設定・運用
海外FXの無料EA_BBFとは
無料EAのBBFはだれでも使えて、簡単な扱い、安全な取引、確実な利益、の3つが揃ったEAだ。多くのトレーダーに向け、少しでも力になりたいという想いから無料EAのBBFは生まれている。
ローリスクローリターンの取引で安定して利益を上げていくスタイルのEAで、直近10年では平均年利16%程を示している。海外FXトレードの初心者から上級者まで、さらにはEAの扱いが今までなかったトレーダーに向けても簡単に扱えるよう開発されている。トレード上級者も満足できるような資金効率を高めた取引方法(年利100%超え)も確立されており、汎用性の高いEAと言える。
BBFで取引するために用意するもの
- 指定の海外FX口座
- MT4
- BBF.ex4
BBF運用の取引条件
- 通貨ペア:USDJPY、USDCHF
- 時間足:M30(30分足)
- 推奨ロットサイズ:10万円毎に0.01ロット
無料EA_BBFをダウンロードする方法
EA_BBFを無料でダウンロードするには指定口座の開設が条件となっている。後述している「 無料EA_BBFに向いている海外FXブローカーは? 」の内容をご参考のうえ口座開設の検討をいただきたい。
- 指定口座の開設
- フォームで申請
- EAをメールで受取り
ドリームEA_BBFの無料ダウンロード
無料EA_BBFをMT4へセットする手順
BBFを入手したらMT4へセットしてEAでの自動売買を開始することができる。MT4のデータフォルダ内にBBFを格納することでセットは完了する。
- MT4の起動
- ファイル→データフォルダを開く
- MQL4フォルダ→ExpertsフォルダにBBF.ex4を格納
- MT4の再起動
ExpertsフォルダへBBF.ex4をセットし、MT4を再起動するとBBFがMT4へ反映されている。
MT4の自動売買設定
MT4の設定で自動売買のオンとオフを設定できる。「自動売買」のボタンをクリックしてオンとオフを切り替えられる。MT4の設定で自動売買がオフになっている場合、EAをセットしても動作できないので予め設定の確認が必要となる。チャート右上に表示されている顔のアイコンがスマイル状態であれば自動売買はオンの状態と判断できる。
自動売買のオンとオフの設定はMT4のオプション画面からも可能だ。オプション画面で自動売買の設定をする場合にはツール→オプション→エキスパートアドバイザと進み「自動売買を許可する」にチェックを入れよう。
BBFをチャートへセットする
MT4の操作ウィンドウである「ナビゲーター」にEA_BBFは反映されている。取引のためにチャートへセットするにはナビゲーター画面からBBFをダブルクリック、またはドラッグアンドドロップでセットすることができる。
ナビゲーターのウィンドウはCtlr+Nのショートカットキー、または「表示」→「 ナビゲーター 」の順で表示することが可能。
BBFの動作設定について
MT4へEA_BBFをセットすることでBBFの設定ができる。EAの設定画面はチャートへEAをセットした直後に表示される。または、チャートにEAがセットされている状態でチャート画面を右クリック→エキスパートアドバイザ→設定の順で設定画面を表示することができる。
BBFの設定画面ではEAの動作や取引条件について設定することができる。
- ロットサイズ:取引される1ポジションのサイズを指定
- 許容スプレッド:取引可能なスプレッドのサイズを指定(1ポイント=0.1pips)
- 複利の有無:複利での取引に対する有無を設定(false=無、true=有)
- 複利リスク値(%):複利を使用する場合のリスク値によってロットサイズが決定
- マジックナンバー:別のEAと併用する場合にはマジックナンバーが同一でないことを確認
- スリッページ:許容されるスリッページを設定
BBFの設定では基本的にロットサイズ以外に変更の必要はない。口座の資金量に合わせてロットサイズを調整すればBBFは十分な性能を発揮ができる。
ロットサイズ
口座残高(万円) | ロットサイズ | 口座残高(万円) | ロットサイズ |
---|---|---|---|
10 | 0.01 | 500 | 0.50 |
20 | 0.02 | 550 | 0.55 |
30 | 0.03 | 710 | 0.71 |
40 | 0.04 | 1,120 | 1.12 |
50 | 0.05 | 1,130 | 1.13 |
60 | 0.06 | 5,000 | 5.00 |
70 | 0.07 | 5,100 | 5.10 |
80 | 0.08 | 5,110 | 5.11 |
90 | 0.09 | 5,120 | 5.12 |
100 | 0.10 | 5,130 | 5.13 |
BBFのロットサイズは10万円につき0.01ロットを最小単位として推奨している。
利益によって資金が増えたり、入金によって資金が増えた場合はBBFの設定画面からロットの調整をする。
資金管理も完全に放置したい場合は【20万円につき0.01ロット】で運用。
数年に一度ある大相場でも放置で運用が可能となる。
許容スプレッド
許容スプレッドを設定することでスプレッド拡大時にポジションを取らないよう制御できる。設定できる数値の単位はpipsではなくポイントなので注意。1ポイントは0.1pipsとなる。初期値は30.0ポイントでスプレッドにすると3.0pips以上の時にはポジションを持たない設定となる。
好みによって許容スプレッドの幅を大きくすることもできるが、その分ポジションの損益も大きくマイナスの状態で保有される可能性が高くなる。また、許容スプレッドをあまりに小さくしすぎるとポジションを持てなくなるためそちらも注意が必要。理由がない限り許容スプレッドは初期値の運用で充分だ。
複利の有無
BBFは複数ポジションを持つ仕様のため複利を生かした取引には向いていない。そのため、基本的にはオフ(false)にしておくことを推奨している。複利を設定できるようにしている理由としては、運用資金が大きくなった場合、ロットサイズの変更機会も増えてしまうためである。ロットサイズの変更も複利を設定しておくことで自動的に対応することができる。
そういった意味で複利の設定を利用することは可能だ。複利のリスク値は0.2%で概ね10万円につき0.01ロットを再現できる。
マジックナンバー
マジックナンバーとはEAの動作によって取引されたポジションとそうでないポジションとを識別するための番号だ。BBFでは初期値で37302525が指定されている。BBFでの動作では37302525として識別されたポジション以外に決済などの判断がくだされることはない。
リスク増加の観点からひとつの口座で別のEAとBBFを併用することは推奨していないが、併用するのであればマジックナンバーが重複していないことを確認する必要がある。
スリッページ
スリッページはEAが注文の命令を発した値とブローカーの提示値にズレが起きる現象を指す。安定した取引のためには若干のスリップを許容する必要がある。許容初期値では4pipsに設定している。理由がない限り初期値を変更する必要はない。
無料EA_BBFに向いている海外FXブローカーは?
EA_BBFは安定性に特化した運用が長所であり、長所を更に生かせる海外FXブローカーの選択が望ましい。長所を生かすため以下の点に注目したい。
- 最大レバレッジ
- 口座残高による最大レバレッジの変更
- 証拠金ボーナスの有無
- スワップポイント
最大レバレッジとは?
海外FXブローカーで取引する場合、金融庁のレバレッジ制限が適用されないため各ブローカーは自由に最大レバレッジを設定できる。最大レバレッジとは文字通り各ブローカーが設定するレバレッジの最大値である。最大レバレッジを超える量のポジションを持つことはできないが、最大レバレッジ以内の量であれば自由なサイズでポジションを持つことができる。
BBFを運用する際、最大レバレッジの大きさによるメリットとして、証拠金維持率が大きくなることが挙げられる。これにより損益がマイナスのポジションを複数抱える状態であっても、証拠金にゆとりをもてるため安定した運用につながることとなる。
最大レバレッジが変更される海外FXブローカー
海外FXブローカーによっては口座の残高で最大レバレッジが変更されるため注意が必要だ。ブローカーによって金額設定は異なるが、数百万単位でレバレッジの変更がされる傾向にある。
- TITANFX
- 最大500倍
- レバレッジ変動なし
- AXIORY
- 最大400倍
- 300倍
- 1,000万~2,000万
- 200倍
- 2,000万~3,000万
- 100倍
- 3,000万~4,000万
- XM
- 最大1,000倍
- $5~$40,000
- 500倍
- $40,001~$80,000
- 200倍
- $80,001~$200,000
- 100倍
- $200,001~
- 最大1,000倍
- MYFXMarkets
- 最大500倍
- ~500万
- 最大500倍
- LAND-FX
- 最大2,000倍
- $0~$4,999
- 1,000倍
- $5,000~$29,999
- 500倍
- $30,000~$199,999
- 200倍
- $200,000~
- 最大2,000倍
表から読み取れる情報としてBBFにとって最良の海外FXブローカーはTITANFXとXMということになる。TITANFXは最大レバレッジ500倍でありながら、口座残高によるレバレッジの変更をしない。大きな資金をBBFで運用する場合、またはその予定がある場合にはTITANFXの選択が最良である。
100万円前後の金額でBBFを運用する場合には最大レバレッジの大きいXMが最良の選択肢となる。XMの場合には証拠金ボーナスが豊富であり、少額であれば資金効率を極限まで高めた取引が可能となる。
- 大きな資金で運用するならTITANFX
- 少額で効率よく運用するならXM
出金手数料
海外FXブローカーの選択で無視できないのが出金手数料である。取引のスタイルによっても出金の機会は変わるが、生活費として出金する機会が多いトレーダーであれば出金手数料は積極的に抑えるべきだろう。
– | TITANFX | XM | AXIORY | MYFXMarkets | LAND-FX |
---|---|---|---|---|---|
出金手段 | 銀行送金 | Bitwallet | 銀行送金 | Bitwallet | 銀行送金 |
手数料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 約3,000円※ |
上記の一覧表は出金手段のすべてではなく、手数料の安いものをピックアップして表にしている。また、出金の金額によっては銀行送金の手数料もブローカーが負担するサービスも存在する。
Bitwalletへの出金の場合、ブローカーへの手数料は無料となるがBitwalletからの出金で手数料が発生するので注意。
少額ならXMの証拠金ボーナス活用も視野に
海外FXではブローカーによって証拠金ボーナスを提供する場合がある。海外FXブローカーでのボーナス提供といえばXMが筆頭として挙げられる。入金100%ボーナスや20%ボーナスなどがあるほか、別途開催される100%入金ボーナスを累積させられるなど、証拠金を大きくするためのプロモーションが豊富に用意されている。
最大レバレッジ888倍が有効なのは口座残高200万円までとなっているが、証拠金ボーナスとレバレッジ888倍を合わせることで相当に有利な状態でBBFの運用ができる。200万円以内でBBFの運用を検討している場合、XMは選択肢の上位として推奨できる。
BBFはスワップポイントも重要
BBFの運用ではポジションが長期保有される場面もある。その場合、ロングポジションのスワップポイントがプラスであれば、利益の上乗せが期待できる。BBFは長期保有を前提としてロジックが組まれていることや値動きなどの考慮から、対応している通貨ペアはUSDJPYとUSDCHFとなっている。BBFを運用するために海外FXブローカーを選択する際にはUSDJPYとUSDCHFの通貨ペアのスワップポイントにも着目していただきたい。
スワップポイントの確認方法
買いスワップがプラスであればロングポジションでのスワップはプラスとなり、マイナスであればマイナススワップとなる。
無料EA_BBFの運用方法
BBFを推奨のロットサイズで運用する場合にはローリスクローリターンの取引が実行される。運用方法として必要になるのは口座資金とEA稼働の管理になる。
推奨のロットサイズで運用する場合には口座資金の増加に伴いロットサイズの調整をする。取引によって資金が増えた場合や、入金によって運用資金を増額した場合など、10万円単位で0.01ロットずつ増やすように設定をする。
損失の比率が高すぎる場合には口座の資金を10%程増加させることで破産確立を下げることができる。直近20年以上の期間で追加資金が必要になった場面は一度きりであり、10%の追加で運用できている。
- 年月:ドローダウンが解消された期間。
- ポジション数:ドローダウン時に保有していたポジションの最大数。
- 損失の比率:口座残高に対する損失が占める割合。各ポジションの最大損失を合計したピーク時の数値を参照。
- 破産確立:バルサラの破産確率表に照合した破産が起きる割合。表は損失の比率によって変動される。
USD/JPY
年月 | ポジション数 | 損失の比率 | 破産確立 |
---|---|---|---|
2012,08 | 11 | 13.59% | 0% |
2014,10 | 8 | 18.4% | 0% |
2014,03 | 7 | 8.74% | 0% |
2016,01 | 12 | 46.26% | 1.1~3.5% |
2016,06 | 10 | 25.3% | 0% |
2017,02 | 6 | 11.0% | 0% |
2017,09 | 20 | 62.6% | 5~11.9% |
2017,11 | 9 | 17.75% | 0% |
2018,04 | 16 | 46.5% | 1.1~3.5% |
2019,01 | 12 | 26.14% | 0% |
2019,05 | 8 | 7.6% | 0% |
2019,07 | 18 | 34.11% | 0.1~0.5% |
2019,12 | 6 | 4.52% | 0% |
2020,01 | 6 | 6.71% | 0% |
2020,02 | 7 | 4.97% | 0% |
2020,05 | 11 | 18.05% | 0% |
2021,04 | 8 | 14.46% | 0% |
2021,08 | 7 | 2.88% | 0% |
2021,12 | 6 | 9.49% | 0% |
USD/CHF
年月 | ポジション数 | 損失の比率 | 破産確立 |
---|---|---|---|
2012,06 | 6 | 5.24% | 0% |
2012,11 | 25 | 73.51% | 14.7~28.5% |
2013,02 | 7 | 9.3% | 0% |
2013,11 | 19 | 66.28% | 6~13.8% |
2014,07 | 6 | 3.5% | 0% |
2016,04 | 6 | 9.1% | 0% |
2016,09 | 7 | 4.08% | 0% |
2017,05 | 6 | 4.25% | 0% |
2017,06 | 14 | 47.34% | 1.1~3.5% |
2019,04 | 6 | 6.98% | 0% |
2020,02 | 26 | 59.07% | 5~11.9% |
2020,08 | 9 | 24.87% | 0% |
2020,11 | 7 | 3.35% | 0% |
2021,01 | 17 | 40.13% | 0.3~1.3% |
2021,06 | 22 | 42.57% | 0.3~1.3% |
直近10年間で6ポジション以上のドローダウンが発生した時の損失の比率と破産確立を表にしてある。すべてのドローダウンで追加の資金を投入することなく運用できている。破産確立を下げたい場合には損失の比率を下げることで破産確立は減少し、リスクを0%にすることもできる。
100万円の運用資金で損失の比率が74%の場合、破産確立は14.7~28.5%となるが、10万円追加の資金管理をすることで6~13.8%の破産確立まで減少させることができる。さらに10万円では0.3~1.3%にまで減少。
破産確立は100%であっても一度のトレードで確実に破産する、といった類の指標ではない。そのトレードを継続して繰り返した場合の確立であり、破産するタイミングを示しているわけではない。とはいえ、破産確立の高い状態は好ましくないため資金管理で対応し、破産確立0%を維持することも可能。しかし、前述の通り破産確立は常に0%である必要はなく、10%超えあたりを目安に資金管理を検討する、くらいの準備で充分である。
BBFの平均的な取引結果として以下の数値を元に破産確立を求めている。
- PF1.6~2.3
- 勝率78〜89%
完全放置なら20万円で0.01LOT
年率の平均は16%から比べて半分の8%ほどに低下するが、20万円単位の0.01LOTとして運用した場合は資金管理も不要の運用が可能となる。
完全なメンテナンスフリーのため、資金量が多く追加資金投入が難しい場合などにはこちらの運用を検討いただきたい。
たとえ1000pipsを超える損失ポジションを保有しても、このバランスの運用であれば放置で何事もなく収益化が可能だ。
BBFが取引をする期間について
BBFは取引に対して慎重な判断を下すロジックを採用している。そのため、5営業日に一度もポジションを持たないことも珍しくはない。チャートに動きがある場合には1営業日に2度3度とポジションを持つこともある。
ポジションを長期保有する場面もあり、その場合には数日から数週間の保有をする。長い場合には1ヵ月を超えることもあり、スワップでの利益獲得も見込める展開となる。
出金するタイミングについて
BBFでは長期ポジションを保有する場合があり、その保有が大きいドローダウンに繋がった場面が10年間で1~3回発生している。稀な機会ではあるが、ドローダウンを警戒する意味でもポジションの保有中は出金を控えることを推奨している。
また、出金後の資金管理としてロットサイズに変更がないか忘れずに確認するようにしたい。
裁量トレードと併せて運用する
BBFは低ロットでの運用が基本戦略となっているため、裁量トレードにも併用して使いやすいEAとなっている。EAの制御はマジックナンバーで区別されているため、裁量ポジションはBBFの動作を気にせずに持つ事が可能となる。
別のEAと併せて運用する
BBFはリスク増加の観点から別のEAと併用することは推奨しない。別のEAと併用をする場合には、マジックナンバーが同一でないことを確認のうえ稼働する事。BBFマジックナンバー初期値37302525
VPSの使用について
EAを24時間5営業日で稼働させる環境が自宅にない場合にはVPSの利用を推奨する。VPSの月額料金によるコスト増加を避けるためなど、自宅PCでEAを稼働させることも選択肢になる。その場合にはEA自動売買でVPSを使わないMT4稼働の方法の記事を参考にしていただける。
関連記事
MT4のEAをスマホからリモートデスクトップで操作する簡単な方法
EA稼働の点検
月曜日のブローカー業務開始に合わせてMT4を稼働し、EAが正常に動作できる状態であるのかを確認しておく必要がある。稀に、MT4のアップデートによって口座からログアウトされている事がある。週に一度、MT4の起動時には回線の接続状況を目視で確認しておくことが大切だ。
PCの自動アップデートは手動に変更
WindowsUpdateの機能によりPCは自動的に再起動する設定となっている。PCが再起動してしまうとMT4も終了されてしまい取引に支障をきたす可能性がある。Windowsの自動更新について、更新データのダウンロードは問題ないが、再起動は自動ではなく手動であることが望ましい。
- Win7の場合
- コントロールパネル
- システムとセキュリティ
- WindowsUpdate
- 設定の変更
- 「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」を設定
- Win10の場合
- 設定
- 更新とセキュリティ
- 詳細オプション
- 更新プログラムのオプション、上から3つ目をオフに設定
PC内に更新データのインストールがあれば、ブローカーの営業が終了する土曜日にPCをシャットダウンすることで処理をすることができる。
BBFをバックテストする手順
MT4のストラテジーテスターを使ってバックテストをする手順を説明する。後述する資金効率を上げた運用方法など、FXトレードに経験のあるトレーダーはBBFを独自にお使いいただける仕様になっており、バックテストなどで存分に性能を確認していただきたい。
なお、推奨ロットでのバックテストは当サイトで公開しているのでこちらから参照。
BBFの20年分バックテスト
BBFのリアルトレードとバックテストの比較
MT4のツールからオプション画面を開き、チャートタブを選択する。「ヒストリー内の最大バー数」と「チャートの最大バー数」を最大にするため適当な数値を入力する。正確には「2147483647」が最大値となる。正確な最大値よりも大きい数字を入力しておけば自動的に最大値が適用されるため、正確な最大値よりも大きければ適当な数値を入力しておけば大丈夫だ。
ヒストリーセンターからヒストリカルデータをダウンロードする
MT4のツールにはヒストリーセンターというツールを使用することができる。ヒストリーセンターではヒストリカルデータをダウンロードすることが可能である。ヒストリカルデータとはチャートの4本値データのことであり、バックテストで使用したい通貨ペアのデータをおよそ20年以上遡って検証することができる。MT4から入手できるヒストリカルデータはメタクォーツ社が収集したデータであり、ブローカーの提示していたデータとは異なるので注意。
ストラテジーテスターの設定
- エキスパートアドバイザ:BBF.ex4
- 通貨ペア:USDJPY、USDCHF
- 期間:M30
- モデル:全ティック
- スプレッド:10~15が適正
- 期間を指定:チェック
- 開始日、終了日:任意
- ビジュアルモード:チャート上での動作確認が必要な場合
年利150%も可能|資金効率を高くする上級者向けの運用
BBFは資産運用にも使えるローリスクローリターンのEAだが、それは誰にでも使えるように推奨している設定であり、FXトレードの上級者にはロットサイズを変更して資金効率を高めた運用をしていただくことも可能となっている。
上記のバックテスト結果は推奨サイズでの運用と推奨サイズの160倍で運用したレポートとなる。損益曲線は全く同じになるが、利益の部分で大きく違いがでている。
- 推奨ロット0.01
- 160倍ロット1.6
初期資金10,000ドル | 推奨ロットサイズでの運用 | 160倍ロットサイズでの運用 |
---|---|---|
純利益 | 952.64ドル | 15242.80ドル |
最大ドローダウン | 8.57% | 95.25% |
BBFはFXトレードの初心者でも安心して運用できるように、また、大きい資金を運用しても耐えられるようなロジックとして開発されている。そのため、資金効率を上げたい上級トレーダーには物足りないスペックとなっている。しかし、ロットサイズを調整することでBBFでも年利100%を超えた利益を望むこともできる。
リターンが大きくなれば当然リスクも大きくなるため、資金管理やロットサイズの調整は難易度が上がる。資産運用の初期段階ではリスクを取ることも必要になるため、BBFの性能を引き上げることで対応できる。FXトレードに精通している賢明なトレーダーには、BBFを上手に扱い目標達成までを短縮していただけるのではないだろうか。