FXトレードで勝つ方法は?負けるをやめて利益が残るを知る
ここではFXトレードで利益を残せていない方に向けて、利益を残す方法をわかりやすく説明している。
FXトレードで利益を残すための基礎的な思考を持つことは、裁量でも自動でもトレード全般にいかせる力になる。
本記事での定義
- 「負ける」中長期の継続的な取引で、口座の残高が減っている状態とする。
- 「勝つ」中長期の継続的な取引で、口座の残高が増えている状態とする。
- 「利益が残る」口座残高が平行線、微増程度で手数料以上に減らない状態とする。
FXトレードで負けるには負けるだけの理由があり、原因がある。
率直に言えば、負けることをしなければ最低限、利益は残る。
- オーバートレードをやめれば利益は残る
- 適切なストップを知れば利益は残る
- 合理的な行動をとり続ければ資産は増える
FXで勝つために|一貫性とコストの意識がトレードには重要
トレードに一貫性を持ち、コストの意識を強くする事で利益は残っている。
過去の検証で得た結果を目の前のチャートで再現するためには、一貫性のある行動が必要。
感情的な行動でトレードは乱れる。コストの意識を持った合理的思考でトレードを繰り返す。
勝つFXトレーダーへの道のり
- 負ける行為を具体的に把握し、それを避ける行動をとる。
- トレードの思考を合理化することで、利益は残ると知る。
- 経験を重ね、トレードが研ぎ澄まされ、資産が増える。
まずは利益を残す行動をとる。
「負ける」をしなければ利益は残る、と知る事から始めよう。
勝つ為に一貫性を持ってFXトレードしているのか
トレードで一貫性を欠く事は、目隠しで行動している事と同じである。
トレードで負けているなら、なおさら一貫性に意識を持つべきだ。
「一貫性がない」とは、再現が不可能な行動をとり続けるという事
行動に一貫性が無い、それは再現性も無い事になる。
毎度異なる行動をとれば再現は不可能。
置き換えると、勝てる算段もなくトレードを繰り返している、という事だ。
「なぜ負けるのか?」以前に、勝てる見込みがあるのか?さえ不明な状態といえる。
行動に一貫性が大切だと認識することで、勝てるトレーダーへ大きく近づける。
なぜFXトレードの一貫性が持てないのか
ルールが無い
負ける行動を律するためには一貫したトレードが必要。一貫したトレードのためにルールが必要となる。
トレーディングにルールがないようなら、チャートを基準として再現性のあるルール作りを。
ルールを守れない
検証のデータを蓄積させ、ルール順守での損益を把握する。
ルールを守れなかった時のチャートを見直し、ルール通りならどうだったかを記録していく。
見直すことでルールを守らない事の無意味さを知る。
中長期で見直し、ルール通りで利益が残らない場合にはルールの見直しが必要。
FXの損失を受け入れられない感情が乱れる ルールを破る
資金を増やす目的でトレードするため、損失を受け入れない感情が湧くのは当然であろう。
しかし、ルールを持ってトレードしている者であれば、繰り返すトレードの中にいくつもの損失があることは事前に検証しているはずだ。
人は感情の生き物だが、トレーディングをするうえで感情は不要であり、合理的な思考に徹することが精神的には望ましい状態といえる。
メンタルの話は省略するが、感情任せの非合理な行動で損失を出し続けることほど愚かなことはない。
ただ目の前のチャートに従い、ルール通りの合理的な行動をとり続ける。
そしてその結果、利益が残るということを「知る」。
机上ではなく、実際に体感として経験し「知る」ことが何よりも大切だ。
FXで勝つには損益曲線を思い描くことで損失を受け入れやすくする
ルールを検証する際に、その取引結果を使って右肩上がりの損益曲線を描いていただきたい。
そうすることで、いくつかの損失を経ても結果的に資金は増えていくのだと理解できる。
損失を経て結果的に資金は増えるのだと知っていれば、リアルトレードでも損失を受け入れることは比較的容易くなる。
この「負ける」をやらない
- ルールの無い状態でトレードすると負ける
- ルールがあっても守らないと負ける
- 損失を当たり前と認識していないと合理的な行動がとれない
FXで勝つためにトレードのコストを意識しているか
トレードはエントリーした時点でブローカーへのコストが発生している。
スプレッドや取引手数料がそれにあたる。
トレーダーはエントリーする度にコストを支払い、リスクを背負う、常に不利な状況である。
ブローカーへ支払うコストの他に、ストップにともなう損失もコストとして捉え、コントロールが必要となる。
負けるトレーダーの多くは、このコストに対する意識が甘いためトレードの損益が上手くいかない。
利食いトレードのために支払って良いコストを把握することで無駄なコストを抑え、利益は残ることになる。
一度のトレードでどれほどの利益を得られるかはチャート次第だが、平均的な利益の見込みは予め立てる必要がある。
利益の見込みが不明のままではコストを割り出せない。
一度のトレードでどれほどの見込みがあるのか、それに対してかけられるコストが算出される。
直近の値動きで100pipsほどの上昇があったとして、再度上昇トレンドが発生すると想定したトレーディングを計画した場合、見込める利益は100pipsほどを想定できる。
こういった想定をせず、見込める利益に対して大きすぎるリスクをとればコストで負けていくことになる。
勘違いを招くFXの成功体験で勝ちから遠のく
- エントリーしたトレードが損切りになる
- しかし思惑通りに値が動きそうなので再エントリー
- 再度損切りになる
- 諦めきれずに再度同じエントリー
- 想定通りに値が動きトータルで大きく利益を得る
結果大きな利益を得たとしても、このような一連のトレードは勘違いを招き、トレーダーの成長を妨げる。
FXチャートで値動きの大きさを考慮できるか
再エントリー自体の否定はしないが、値動きの小さい状態で再エントリーを繰り返すと、たとえ利食いで終われたとしても絶望的なコスト負けを起こす。
先ほどの例では再エントリーを続けた結果、大きな値動きに助けられただけであり、値動きの小さいチャートではトレード回数が増えるたびに損失を拡大させていくことになる。
気づけば「当たるまでやる」トレードが日常となり、口座残高に壊滅的なダメージを被る。
そのようなトレーディングが合理的でないことは言うまでもない。
FXトレードはpipsや資金の数値ではなくチャートを基準に
テクニカル分析によるトレードの基準は、あくまでチャートである。
値動きの大小はあれど、チャートを基準としてストップやエントリーを決めていれば、ルールとして何ら問題なく値幅の大小に対応できる。
コストを考える上で、資金やpipsを基準としてトレードルールを構築することはナンセンスだと理解していただきたい。
ワントレードでのコストにイメージを持つ
トレーディングの計画として、許容できるコストを明確にしておく。
そうすることで、大きすぎるストップやオーバートレードを防ぎ、結果的に利益を残すことにつながる。
たとえ大きな利益を取りこぼすことになったとしても、コストを意識したトレーディングを繰り返すことで後々必ず利益は残っている。
トレーダーにできることは、淡々とトレーディングを繰り返すだけであり、なんとしても全勝することではない。
FX相場は不確実なものであると受け入れる
相場は不確実なものであり、個人に掌握できる類のものではない。
相場の様な巨大なものに対して、思い通りにならないと感情を乱す必要はない。
海を眺めていて「なぜ波が立つのか」と腹を立てている者がいないのと同様に、相場も人の手に負えない巨大なものとしてとらえていただきたい。
相場の不確実さを当然のものとして受け入れ、トレーダーは自分にできる行動を理解する。
トレードを始める前に、しっかりとした戦略を立てる。
検証を重ね、戦略のパフォーマンスを把握し、行動を把握する。
行動を淡々と続け、相場次第の成果を得る。
利益は所詮、相場次第。利益の大小に対し、合理的な行動をとるあなたに責任はない。
安定して勝ち利益を残すEA
ルールを守ってトレード、コストを意識してトレード。
人間はこれらに苦労するが、EAであればなんの苦労もなく当たり前に実行できる。
5営業日24時間、フルタイム対応で実行し続けられる。
トレーディング能力の低いうちは、EAの淡々としたトレードを参考にできるのではないだろうか。
チャートを見て「もったいない」と感じたり、「もっとこうしたらよいのに」と意見したくなるトレードでも、中長期的に結果を見るとEAはしっかりと利益を残している。
一時的な感情ではなく、常に合理的であることに徹した行動を目の当たりにできる。
裁量トレードは大きく稼げる可能性を秘めている分、能力の獲得には相応の代償を要する。
人の力で「BBF」より安定して稼ぐことはそう簡単ではない。