FXの通貨ペアと銘柄を全て解説

このページでわかること

〇FXで取引できる全ての通貨ペアと銘柄

〇取引商品についての詳しい解説

メジャー通貨ペア

EUR/USD (ユーロ/米ドル)	ユーロと米ドルのペアは、外国為替市場で最も取引量が多いペアの一つ。
USD/JPY (米ドル/日本円)	米ドルと日本円のペアは、アジア市場でもっとも活発に取引される通貨ペア。
GBP/USD (英ポンド/米ドル)	英ポンドと米ドルのペアは、ロンドン市場で注目される重要な通貨ペア。
USD/CHF (米ドル/スイスフラン)	米ドルとスイスフランのペアは、安定した経済と金融システムで知られるスイスの通貨とのペア。
AUD/USD (豪ドル/米ドル)	豪ドルと米ドルのペアは、豪州の豊富な天然資源と景気動向に影響を受けやすい通貨ペア。
USD/CAD (米ドル/カナダドル)	米ドルとカナダドルのペアは、主にエネルギーや原材料の価格に影響を受けやすい通貨ペア。
NZD/USD (ニュージーランドドル/米ドル)	ニュージーランドドルと米ドルのペアは、ニュージーランドの農業や輸出に影響を受けやすい通貨ペア。

メジャー通貨ペアとは？

メジャー通貨ペアは、世界的に広く取引されていて流動性が高い通貨ペアである。通常、米ドル（USD）を含む通貨ペアを指す。

マイナー通貨ペア

AUDCAD	豪ドル/カナダドル（豪ドルとカナダドルの通貨）
AUDCHF	豪ドル/スイスフラン（豪ドルとスイスフランの通貨）
AUDJPY	豪ドル/円（豪ドルと日本円の通貨）
AUDNOK	豪ドル/ノルウェークローネ（豪ドルとノルウェークローネの通貨）
AUDNZD	豪ドル/ニュージーランドドル（豪ドルとニュージーランドドルの通貨）
AUDSGD	豪ドル/シンガポールドル（豪ドルとシンガポールドルの通貨）
CADCHF	カナダドル/スイスフラン（カナダドルとスイスフランの通貨）
CADJPY	カナダドル/円（カナダドルと日本円の通貨）
CADSGD	カナダドル/シンガポールドル（カナダドルとシンガポールドルの通貨）
CHFJPY	スイスフラン/円（スイスフランと日本円の通貨）
CHFSGD	スイスフラン/シンガポールドル（スイスフランとシンガポールドルの通貨）
EURAUD	ユーロ/豪ドル（ユーロと豪ドルの通貨）
EURCAD	ユーロ/カナダドル（ユーロとカナダドルの通貨）
EURCHF	ユーロ/スイスフラン（ユーロとスイスフランの通貨）
EURGBP	ユーロ/英ポンド（ユーロと英ポンドの通貨）
EURJPY	ユーロ/円（ユーロと日本円の通貨）
EURNOK	ユーロ/ノルウェークローネ（ユーロとノルウェークローネの通貨）
EURNZD	ユーロ/ニュージーランドドル（ユーロとニュージーランドドルの通貨）
EURSGD	ユーロ/シンガポールドル（ユーロとシンガポールドルの通貨）
GBPAUD	英ポンド/豪ドル（英ポンドと豪ドルの通貨）
GBPCAD	英ポンド/カナダドル（英ポンドとカナダドルの通貨）
GBPCHF	英ポンド/スイスフラン（英ポンドとスイスフランの通貨）
GBPJPY	英ポンド/円（英ポンドと日本円の通貨）
GBPNZD	英ポンド/ニュージーランドドル（英ポンドとニュージーランドドルの通貨）
GBPSGD	英ポンド/シンガポールドル（英ポンドとシンガポールドルの通貨）
NZDCAD	ニュージーランドドル/カナダドル（ニュージーランドドルとカナダドルの通貨）
NZDCHF	ニュージーランドドル/スイスフラン（ニュージーランドドルとスイスフランの通貨）
NZDJPY	ニュージーランドドル/円（ニュージーランドドルと日本円の通貨）

マイナー通貨ペアとは？

マイナー通貨ペアは、流動性がメジャー通貨ペアよりも低く、取引量も少ない通貨ペアを指す。メジャー通貨以外の通貨を含むペアが該当する。
正式な定義などはなく、ブローカーによって扱いが変わることもある。

エキゾチック通貨ペア

EURCZK	ユーロ/チェココルナ（ユーロとチェコの通貨）
EURHUF	ユーロ/ハンガリーフォリント（ユーロとハンガリーの通貨）
EURTRY	ユーロ/トルコリラ（ユーロとトルコの通貨）
EURZAR	ユーロ/南アフリカランド（ユーロと南アフリカの通貨）
GBPTRY	英ポンド/トルコリラ（英ポンドとトルコの通貨）
GBPZAR	英ポンド/南アフリカランド（英ポンドと南アフリカの通貨）
USDARS	米ドル/アルゼンチンペソ（アメリカドルとアルゼンチンの通貨）
USDCNH	米ドル/中国人民元（アメリカドルと中国の通貨）
USDCZK	米ドル/チェココルナ（アメリカドルとチェコの通貨）
USDDKK	米ドル/デンマーククローネ（アメリカドルとデンマークの通貨）
USDHKD	米ドル/香港ドル（アメリカドルと香港の通貨）
USDHUF	米ドル/ハンガリーフォリント（アメリカドルとハンガリーの通貨）
USDIDR	米ドル/インドネシアルピア（アメリカドルとインドネシアの通貨）
USDILS	米ドル/イスラエル新シェケル（アメリカドルとイスラエルの通貨）
USDINR	米ドル/インドルピー（アメリカドルとインドの通貨）
USDKRW	米ドル/韓国ウォン（アメリカドルと韓国の通貨）
USDMXN	米ドル/メキシコペソ（アメリカドルとメキシコの通貨）
USDMYR	米ドル/マレーシアリンギット（アメリカドルとマレーシアの通貨）
USDNOK	米ドル/ノルウェークローネ（アメリカドルとノルウェーの通貨）
USDPHP	米ドル/フィリピンペソ（アメリカドルとフィリピンの通貨）
USDPLN	米ドル/ポーランズロティ（アメリカドルとポーランドの通貨）
USDRUB	米ドル/ロシアルーブル（アメリカドルとロシアの通貨）
USDSEK	米ドル/スウェーデンクローナ（アメリカドルとスウェーデンの通貨）
USDSGD	米ドル/シンガポールドル（アメリカドルとシンガポールの通貨）
USDTHB	米ドル/タイバーツ（アメリカドルとタイの通貨）
USDTRY	米ドル/トルコリラ（アメリカドルとトルコの通貨）
USDTWD	米ドル/新台湾ドル（アメリカドルと台湾の通貨）
USDVND	米ドル/ベトナムドン（アメリカドルとベトナムの通貨）
USDZAR	米ドル/南アフリカランド（アメリカドルと南アフリカの通貨）

エキゾチック通貨ペアとは？

エキゾチック通貨ペアは、発展途上国の通貨ペアを指す。これらのペアは取引量が少なく、スプレッドが広い傾向にある。
正式な定義などはなく、ブローカーによってエキゾチック通貨ペアとしての扱いは変わることがある。

貴金属

金 (Gold)	XAU/USDは金（ドル建て）のFXシンボルだ。1オンスの金の価格を米ドル建てで示す。金は歴史的に価値が高く、経済不安やインフレへのヘッジとして投資家によく利用される。
銀 (Silver)	XAG/USDは銀（ドル建て）のFXシンボルだ。1オンスの銀の価格を米ドル建てで示す。銀は金と同様に貴金属市場で取引され、価格変動が大きい傾向がある。
プラチナ (Platinum)	XPT/USDはプラチナ（ドル建て）のFXシンボルだ。1オンスのプラチナの価格を米ドル建てで表す。プラチナは産業用途にも使われるため、需要が多岐に渡る。
パラジウム (Palladium)	XPD/USDはパラジウム（ドル建て）のFXシンボルだ。1オンスのパラジウムの価格を米ドル建てで示す。パラジウムは自動車産業などで触媒として利用され、需要が高まっている。

USD（ドル建て）だけでなくEUR（ユーロ建て）AUD（豪ドル建て）やJPY（円建て）などの組み合わせもある。

貴金属とは？

貴金属は世界的な市場で取引されており、特に金や銀は歴史的な価値がある。
プラチナやパラジウムも産業需要の影響を受けるため、世界経済や地政学的な要因によって価格が変動する。
投資やヘッジの対象として取引されることが多い。

エネルギー

WTI原油 (West Texas Intermediate Crude Oil)	WTI原油はアメリカ・テキサス州西部で生産される軽質の原油。主にアメリカ国内で消費されるほか、国際市場でも取引される。エネルギー需要や供給の変動、地政学的なリスクなどが価格に影響する。
USOIL：WTI原油のFXシンボル	USOILはWTI原油のFX取引で用いられるシンボル。米ドル建てで取引され、原油市場の動向を把握する上で重要な指標となる。
Brent原油 (Brent Crude Oil)	ブレント原油は北海で生産される原油であり、国際市場で広く流通する。世界的な原油価格の基準として利用され、欧州やアジアなどで広く消費されている。
UKOIL：ブレント原油のFXシンボル	UKOILはブレント原油のFX取引で用いられるシンボル。米ドル建てで取引され、世界的な原油市場の動向を示す重要な指標となる。
天然ガス (Natural Gas)	天然ガスは主に地下から採取される天然の燃料であり、発電や暖房などに幅広く利用される。エネルギー需給や季節要因（冬季の需要増加など）が価格変動の主な要因。
NGAS：天然ガスのFXシンボル	NGASは天然ガスのFX取引で用いられるシンボル。米ドル建てで取引され、天然ガス市場の動向を把握する上で利用される。
ガソリン (Gasoline)	ガソリンは自動車などの内燃機関に使用される燃料。原油から精製され、需要は主に自動車の利用状況や季節要因（夏季のドライブ需要増加など）に影響される。
RB：ガソリンのFXシンボル	RBはガソリンのFX取引で用いられるシンボル。米ドル建てで取引され、ガソリン市場の動向を示す指標として利用される。
石油製品クラックスプレッド (Crack Spread)	クラックスプレッドは、原油と石油製品（ガソリンや燃料油）の価格差を表す指標。原油からの精製過程におけるマージンや需給バランスが価格に影響。
ヒーティングオイル (Heating Oil)	ヒーティングオイルは暖房用の石油製品であり、主に冬季に暖房や温水供給に使用される。北米など寒冷地域で需要が高まる。

エネルギーとは？

FX（外国為替）市場におけるエネルギー取引は、主にエネルギー商品の価格変動に基づいて行われる。主要なエネルギー商品としては原油（WTI原油やブレント原油）、天然ガス、石油製品（ガソリンなど）がある。これらの商品は国際市場で取引され、世界のエネルギー需要や供給、地政学的なリスク、季節要因などに影響されて価格が変動する。

エネルギー取引では、主に米ドル建てのシンボルが用いられる（例：USOIL、NGAS）。
これらのシンボルはエネルギー商品の価格変動を対象としたFX取引を可能にしている。

エネルギー市場は非常に動きやすく、国際情勢や天候などの要因によって急激な価格変動が起こる。これによりリスクとチャンスが同居する市場であり、十分な情報収集とリスク管理が求められる。
また、持続可能なエネルギー源への関心が高まる中、再生可能エネルギー市場も注目されている。

株価指数

米国	S&P 500	米国株式市場の代表的な指数であり、500社の大手企業の株価を網羅している。経済活動や企業業績の状況を示す重要なバロメーター。
	Dow Jones Industrial Average (DJIA)	米国の株式市場の先駆的指数で、30社の大手産業企業の株価を対象にしている。経済全般の動向を示す指標として知られている。
	NASDAQ Composite	テクノロジーや成長株中心のNASDAQ市場の代表的指数であり、主にテクノロジーやインターネット関連企業の株価を反映している。
	Russell 2000	米国の小規模株を対象とした指数であり、主に成長性や地域性に優れた中小企業の株価を反映している。
欧州	EURO STOXX 50	ユーロ圏の主要な銘柄を対象とした指数であり、50社の大手企業の株価を網羅している。
	FTSE 100 (イギリス)	イギリスの株式市場を代表する指数であり、100社の大手企業の株価を示す。
	DAX 30 (ドイツ)	ドイツの株式市場を代表する指数であり、30社の大手企業の株価を反映している。
	CAC 40 (フランス)	フランスの株式市場を代表する指数であり、40社の大手企業の株価を示す。
アジア太平洋地域	Nikkei 225 (日本)	日本の株式市場を代表する指数であり、225社の大手企業の株価を網羅している。
	ASX 200 (オーストラリア)	オーストラリアの株式市場を代表する指数であり、200社の企業の株価を示す。
	Hang Seng Index (香港)	香港の株式市場を代表する指数であり、主に香港の大手企業の株価を反映している。
	Shanghai Composite (中国)	中国の株式市場全体を示す主要指数であり、上海証券取引所の上場銘柄を対象としている。
その他	MSCI World Index	世界中の主要株式市場を代表する指数であり、世界の先進国の株価を網羅している。
	MSCI Emerging Markets Index	新興国市場を代表する指数であり、新興国の株式市場を反映している。

株価指数とは？

株価指数は、特定の株式市場やセクターの株価の動向を示す指標だ。複数の銘柄の株価を合算し、その変動を数値化して表現する。これにより、市場全体や特定のセクターの動向を把握しやすくなる。

代表的な株価指数には、S&P 500や日経平均株価などがある。これらは各々の国や地域の主要な企業の株価を網羅し、市場全体の動向を示す。株価指数は投資家やアナリストにとって重要であり、市場全体のトレンドや景気の動向を把握する手助けとなる。

また、株価指数には2種類の計算方法がある。価格加重型は銘柄の株価を単純に合計し、時価総額加重型は各銘柄の時価総額（株価×発行済株式数）を考慮して計算する。どちらも市場の重要な指標として利用されている。
株価指数は投資戦略の判断や市場の動向把握に役立つが、あくまで過去のデータを元にしているため将来の市場動向を完全に予測するものではない。経済や企業の変化を継続的に分析することが重要だ。

仮想通貨

ビットコイン（Bitcoin）	最初に成功した仮想通貨であり、ブロックチェーン技術を基盤にしている。非中央集権的でセキュアな取引を可能にし、デジタル金銭として広く認知されている。
イーサリアム（Ethereum）	スマートコントラクトと呼ばれるプログラムを実行できるブロックチェーンプラットフォーム。分散型アプリケーション（DApps）の開発に活用されている。
ライトコイン（Litecoin）	ビットコインのようなブロックチェーン技術を利用しつつ、高速な取引処理を実現した通貨。小額送金や日常的な取引に適している。
リップル（Ripple）	金融機関向けの送金システムを提供するプロジェクトであり、XRPがそのネットワーク内での通貨として利用される。国際送金の高速化と低コスト化を目指している。
ビットコインキャッシュ（BitcoinCash）	ビットコインのスケーラビリティ問題を解決するために生まれた通貨で、高速・低コストの取引を可能にしる。
モネロ（Monero）	プライバシーと匿名性を重視した通貨であり、取引のトレーサビリティを低減するために特別な技術を採用している。
ダッシュ（Dash）	プライバシーと高速取引を両立させた通貨であり、マスターノードによる特別な機能を提供している。
ネオ（NEO）	スマートコントラクトプラットフォームであり、中国のイーサリアムとも呼ばれている。デジタル資産やスマート経済の実現を目指している。
イオス（EOS）	スマートコントラクトの高速処理とスケーラビリティを追求したプラットフォームであり、DAppsの開発を支援している。
ステラルーメン（StellarLumens）	金融機関間のリアルタイム送金を可能にするプラットフォームであり、小額送金やクロスボーダーペイメントに適している。
カルダノ（Cardano）	サードジェネレーションのブロックチェーンで、持続可能性と拡張性を重視している。
チェーンリンク（Chainlink）	スマートコントラクトと外部データを結びつけるオラクルサービスを提供し、ブロックチェーンの機能性を拡張している。
ポリカルポリス（Polkadot）	ブロックチェーン間の相互運用性を実現し、複数のブロックチェーンを接続するプロジェクト。
イーサリアムクラシック（EthereumClassic）	イーサリアムのフォーク元のチェーンであり、イーサリアムとは独自のコミュニティと目的を持っている。
トロン（Tron）	コンテンツ配信プラットフォームとして知られ、エンターテイメント業界などでの利用が期待されている。
ネム（NEM）	ビジネス向けに設計されたブロックチェーンプラットフォームであり、高いセキュリティと使いやすさを提供している。
テゾス（Tezos）	セルフアップグレード機能を持つブロックチェーンであり、コミュニティの合意に基づいてプロトコルを改善しる。
ゼロコイン（Zcash）	プライバシーを重視した通貨であり、トランザクション情報の公開を選択できるようにしている。
ドージコイン（Dogecoin）	ユーモアとコミュニティを重視した通貨であり、広く愛されている。
ベーシックアテンショントークン（BasicAttentionToken）	ブラウザ上での広告体験を改善するために使用されるトークンであり、ブロックチェーンとデジタル広告の統合を目指している。
オミセゴー（OmiseGO）	支払いソリューションを提供し、金融機関間の取引やデジタル資産の交換を効率化している。
アイコン（ICON）	ブロックチェーン間の相互運用性を実現し、異なるブロックチェーン間でのデータや価値のやり取りを可能にしている。
アウグル（Augur）	分散型予測市場プラットフォームであり、イベントの結果を予測し取引ができる。
ウェーブス（Waves）	ユーザーフレンドリーなブロックチェーンプラットフォームであり、トークンの発行や取引が容易。
ゼロエックス（0x）	分散型取引プロトコルを提供し、異なるブロックチェーン上でのトークン取引を可能にしている。
メーカー（Maker）	ステーブルコインであるDAIを発行するプラットフォームであり、分散型金融（DeFi）の基盤として重要な役割を果たしている。
キュランデックス（KyberNetwork）	ブロックチェーン上での即時取引と流動性を提供し、分散型取引所の機能を持っている。
シンセティックス（Synthetix）	仮想通貨と実物資産をリンクさせたトークン（Synths）を発行するプラットフォームであり、多様な資産へのアクセスを提供している。
イヤーンファイナンス（yearn.finance）	イールニング（収益化）を最適化するDeFiプラットフォームであり、自動資産管理やイールニング最適化を行う。
コンパウンド（Compound）	分散型金融プロトコルであり、ユーザーは資産を預けて利子を得ることができる。

仮想通貨とは？

仮想通貨は、デジタル技術を利用して作られた電子的な通貨のことだ。一般的な通貨と同様に取引や支払いに使用されるが、中央銀行や政府などの中央機関による管理や発行がなく、分散型のシステムで運営されている。代表的な仮想通貨としてビットコインがあるが、他にも多くの種類が存在している。

仮想通貨の特徴として、ブロックチェーン技術を利用して取引の透明性とセキュリティを確保している点が挙げられる。ブロックチェーンは分散型台帳であり、取引情報がブロックとして連結されてチェーン状に保存される。このため、データ改ざんや不正な取引が困難になる。
また、仮想通貨は国境を越えた送金や取引がスムーズに行えるため、国際送金やグローバルな取引にも活用されている。一方で、価格の変動が激しいことや取引所のセキュリティリスクなども課題としてある。仮想通貨は金融システムや投資市場に新たな可能性をもたらしているが、その利用には注意と理解が必要となる。