MT4のシグナルトレードでは、シグナル配信者の利用している通貨は様々になります。

  • USD
  • EUR
  • AUD
  • etc.

シグナルトレードを受信する場合には、シグナル配信者の利用している通貨と同じ通貨を使用する必要はありません。
しかし、シグナル配信者と違う通貨の場合、同じポジションサイズを取るために必要な証拠金の計算が複雑になります。
これは、MT4でシグナル受信をする際の設定値も関わってきます。

ポジションサイズがシグナル配信者と異なる場合、取引結果が大きく異なってしまいます。

  • 最大ドローダウンが異なる
  • マーチンゲールのサイズが異なる

シグナル配信者とドローダウンが異なる場合、受信者の取引口座だけ破たんしてしまう可能性があります。

マーチンゲールなどを利用したストラテジーを受信する場合、ポジションサイズが異なることで配信者のポジション損益と乖離してしまう恐れがあります。
シグナル受信者のポジションがトータルでマイナスだった場合でも、シグナル配信者がトータルで利益となり利食いをすれば受信者のポジションも同様のタイミングでエグジットされてしまいます。

利益を残しているシグナルトレードを受信していたとしても、シグナルに必要な証拠金の計算ができていないため損をしてしまう可能性が大いにあります。
ここでは、シグナルトレードを受信する際に必要な計算方法の説明と計算機の紹介をしています。

目次
  • シグナルトレードに必要な証拠金の計算について
    • シグナルトレード受信のための設定
    • レバレッジの差と証拠金の差
    • 通貨の為替変換レートを使って計算
    • MT4上での値の換算について
    • シグナルで証拠金が違う場合に発生する不具合について
  • シグナルに必要な証拠金の計算機

シグナルトレードに必要な証拠金の計算について

シグナルトレードで必要な証拠金の計算には以下の要素が関わってきます。

  • シグナルトレード受信のための設定
  • レバレッジの差と証拠金の差
  • 通貨の為替変換レート
  • MT4上での値の換算

これら要素のひとつひとつに対して説明を進めていきます。

説明を進めるにあたり、例として以下の条件を設定した場合で進めます。

  • シグナル配信者
    • 通貨 USD
    • レバレッジ 1:500
    • 証拠金 $5,000
  • シグナル受信者
    • 通貨 JPY
    • レバレッジ 1:400
    • 証拠金 500,000円
    • 証拠金使用率 20%

シグナルトレード受信のための設定

シグナルを受信する前には、MT4でシグナルの設定を行います。

  • ツール
  • オプション
  • シグナル

Signal001

ここからシグナルトレードで利用する証拠金の使用率を設定することができます。
証拠金使用率は5%~95%で設定することができます。

この設定で証拠金使用率を20%に設定した場合、500,000×20%=100,000を証拠金として使用することになります。

レバレッジの差と証拠金の差

次にレバレッジと証拠金の差について計算されます。
シグナル配信者と同じレバレッジ、または配信者以上のレバレッジの取引口座の場合にはレバレッジの計算は考慮されません。
シグナル配信者よりもレバレッジが低いブローカー、取引口座の場合にはこの計算が関わってきます。

レバレッジの差についての計算は(受信者のレバレッジ/配信者のレバレッジ)という計算がされます。

証拠金の差についての計算は(受信者の証拠金使用率/配信者の証拠金)という計算になります。
この段階では、通貨の為替変換については考慮されません。

上記計算で条件の数値を当てはめると、

  • レバレッジ (400/500)=0.8
  • 証拠金 (100000/5000)=20

以上の結果を使用して次の計算になります。

20×0.8=16

通貨の為替変換レートを使って計算

ここで、シグナル配信者の通貨を基本通貨として、受信者の通貨との為替変換レートを参照します。
通貨の為替変換については為替変換の計算機やブラウザからの検索によって知ることができます。

rate

2016/04/02現在の円/ドル変換レートは1円が0.008959ドルになります。

16×0.008959=0.138544(13.85%)

MT4上での値の換算について

MT4では以下のような式を用いてステップバイステップのアルゴリズムを使用しています。

  • 値が1%未満である場合 1%に切り上げられ1%であると仮定する 例:0.25%=1%
  • 値が1%以上10%未満である場合には、最も近い整数に切り捨てられます。例:6.96%=6%
  • 値が10%以上かつ100%未満である場合には、5%の段階で切り捨てられます。例:28.7%=25%
  • 値が100%以上かつ1000未満%である場合、10%の段階で切り捨てられます。例:127.6%=120%

上記の式に当てはめた場合、

13.85%=10%

シグナルで証拠金が違う場合に発生する不具合について

ここまで計算してきた例を、実際のトレードに当てはめてみると不具合についての理解が進みます。
シグナル配信者が0.05のサイズでポジションを持った場合、受信者は0.05×10%=0.005のサイズになります。

0.005のサイズでポジションを持てないブローカーの場合には、0.01でポジションを持つことになります。

シグナル配信者が0.1のサイズでポジションを持った場合、受信者は0.1×10%=0.01のサイズになります。
先の例0.05と同様、0.01で受信者もポジションを持ちます。

そして、シグナル配信者が0.2のサイズでポジションを持った場合、受信者は0.02のポジションになります。

ここまでのポジションサイズは、

  • 配信者 0.35
  • 受信者 0.04

このポジションでナンピンをしたと仮定し、以下のドル円レートでロングポジションを持ったとします。
また、わかりやすく配信者の通貨を円として比較します。

  • 110 0.05
  • 109.5 0.1
  • 109 0.2

上記ポジションでレートが109.3まで上昇した場合には、

  • 0.05 -3,500円
  • 0.1 -2,000円
  • 0.2 +6,000円
  • 合計 +500円

受信者のポジションでの場合には、

  • 0.01 -700円
  • 0.01 -200円
  • 0.02 +600円
  • 合計 -300円

この状態でシグナル配信者がすべてのポジションをクローズした場合、配信者はプラスでの決済となり、受信者はマイナスでの決済となります。
例ではポジション数も少なく、金額が小さいため気にするレベルではないかもしれませんが、実際にはポジション数も金額も大きくなる場合があります。

筆者の経験では配信者が+280.37ドル、受信者が-6,788円という例もありました。

お金を払ってシグナルを購読し、実際に利益が残るシグナルを選択しているにも関わらず、証拠金の計算違いによって損を出してしまうという残念なことにならないよう、証拠金の計算には注意を払うことが大切です。

シグナルに必要な証拠金の計算機

MQL5コミュニティ内で、シグナルに必要な証拠金の計算機を作ってくれた素晴らしい方がいらっしゃいました。

https://www.mql5.com/en/blogs/post/23777

こちらにアクセスし、文末にzipファイルで添付されています。

ちなみに、本ページでの説明は全て上記リンク先の方の説明文を解釈したものになります。
本ページでは記載されていない事も沢山書かれていますので、時間のある方は参考にしていただけたらと思います。

全文英語ですが。

SigLotSizeCalV1.2

こちらの計算機を利用すれば、シグナル配信者の通貨と受信者の通貨、レバレッジや証拠金の状況など入力するだけで必要な証拠金が算出されます。
シグナルトレーダーには大変便利なツールです。

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